ラグ第2弾アルバム感想文。

始め、時間遅かったのでとりあえず1曲だけであとは次の日聞こうと思って最後の「atthe円」聞いたんですよ。・・・凄い後悔した。どう考えてもクライマックスに聞く曲だと聞き終わって思って、もう凄い後悔した。曲順っていうのも色々試行錯誤して考えてるんだから最初ぐらい順番守って聞くべきだった・・・。
と、かなり後悔した後、結局1曲目から流して聞く事になりました。始めっからそうすればよかったんだよな・・・。そして1曲目聞いてまた後悔。うわー伏線はってる!最後へと通じる為の伏線をはってる!・・・なんか、推理小説を先に謎解明部分だけ読んでそれから最初から読むような気分。ありえない。あーもうなにいきなり最終回状態やっちゃってるんだよ私は!!
と、後悔しきりな始まりでした。はは。
1曲目:
上に書いたように最後曲へと繋がる為の伏線になってますね。ニュースメーカーだっけか?でアルバム全体で1つの話になるような形になってると・・・あれ?人生だっけ?・・・流し読みしたので記憶が曖昧なんですが、それがあーなるほどと頷ける1曲目でした。
2曲目:
アルバムバージョンなんだね。それを知らないで聞いてたから最初のギター音にビクッとしてしまいました。あれ?こんな音だったっけ?と。まぁ・・・そんな驚く事じゃねぇな。
シングル曲がアルバムの中に入ってると結構アルバム曲と色が違ったりするんですがこれは見事にアルバム曲と溶け込んでますね。元々、アルバム曲だったみたいに感じた。お膳立てと感じたのはそういう事です。もうこの曲発売したところから「円」のプロモーションは始まってたのではないかと思ってしまいました。それぐらい溶け込んでる。
3曲目:
逆にこの曲がシングル曲に思えた。曲順として「ドーナッツ」の次にこの曲がくる事に驚いた。むしろこのアルバムの中にこの曲が入った事のが驚いたかも。でも意外と良かったかな・・・全体的に落ち着いた曲が多いのでアクセントになってよいんじゃないかと思います。生で聞くのが一番楽しみな曲。どうやって生で歌うのかなってワクワク感がある。
4曲目:
ちまたでJ曲感覚があるという曲。確かに覚えやすいメロディー。今までラグにないメロディーで聞いた時驚きました。って驚いてばっかだな私。
5曲目:
少し色気のある曲調だな、と。ぶるむん程ではないんだけれども。んー・・・90年代の大人なラブロマンスドラマの主題歌になりそうな曲だよね。私はこういう少し古臭さの残る曲調好きです。歌詞は失恋歌王なヒキチさんらしく。1番2番サビ他部分は違うのに最後「伝え忘れたのは・・・」だけ共通というのがいいな、と。凄い未練タラタラなのが輪をかけてわかる。
6曲目:
初めて聞いた時壮大な詞なのかと思ったら意外と身近な詞だった。カトさんがお父さんになったかの様に聞こえる曲。子供を愛し慈しんでいるお父さんの良く晴れた昼下がりの曲というイメージです。オクムラさんしか書けないというよりも思いつかない歌詞ですね。
7曲目:
アルバム恒例オクムラワールド曲。ほんとに難解な曲調を彼は思いつくなと思いました。軍隊または鼓笛隊の行進曲みたいな雰囲気を感じました。前回はオクムラさん1人での曲でしたが、今回はバックに他のメンバーもいるのでコンサートでは皆でやるのかなー・・・とそういう楽しみもあったりする。
8曲目:
逆にこれはアルバムの中でもシングル曲だなと思った。私の意識の問題かもしれない。
9曲目:
作詞ヒキチさんなんだね。なんか随分素直な詞だなと。恥ずかしがり屋だけども言葉ではいくらでも書けるとかそういうのかな。豪勢な披露宴のある結婚式というよりも内々でやる手作り感溢れる結婚式という雰囲気。
10曲目:
とりあえず「裸になろうぜ」という歌詞の段階でケンイチさんしか歌えないって思った。「Down」とその後にすぐくるオクムラさんの「ドゥン」という音が相まって落ちていく感覚がリアルに感じて良いと思いました。ケンイチさんの率直な声がこの歌の主の男の悲壮感を余すことなく伝えているなと感じました。
最後の「落ちた」。「落ち」の後、一拍置いて「た」といくんですが、ちょっと私は拍子抜けしてしまいました。「落ち」と「た」の間はスッパリ切らないで、少し「ち」の余韻を少し残して「た」にいった方がいい気が私はしました。
11曲目:
始め前の曲との境目がわからなかった。いや、そういう狙いなんだろうけども。ひっかかっちゃったよ。純粋だな、自分。(・・・・)もうとてつもなくエールを送られた気分。そしてとてつもなく褒められた気分。自分では凄い頑張ったつもりでもまわりにはそんなにまで見られてなかった時に聞くのにピッタリな曲だね。
12曲目:
えーとこの曲の感想は前に書いたのでそれと同じです。なんとなく思ったのですが、アカペラとしては正統派な曲調だと思うので、ラグ=アカペラの図式をザイツさんが持っているなら、妥当な曲提供したって事なんだろうなと思ったりしました。
13曲目:
好きです。大好きです。曲調も好きだけれども歌詞のが好きかもしれない。初めてだわ、ラグが作った曲で歌詞が好きって。なんというかな・・・全ての事は巡り巡っていくのだよというテーマが今の私にはグッときます。確かに巡り巡っていく事はこの世の中あるんですが、なかなかもってそう簡単にいかない時のがあると思うんですよ。そうするとこうね、あった事を忘れて全く無いんだと感じてしまう。でもこうして改めて人に言われる事で「あ、そうだよな」って思うことが出来る。そういう再確認をさせてくれる曲だと思います。
業者さんから電話連絡があった事をきちんと懇切丁寧に伝達したのに次の日、まるで伝達してなかったかのようにその業者さんの前で聞いてくる。くそ忙しい時にデータ作成頼まれて来週になるかもしれませんがと断りを入れて快く引き受けたのに関わらず定時30分前に「まだ頼んだの出来てないの?」と嫌そうな顔で聞いてくる。この様なことがあってもきっと私のもとにその返しがいつか、そういつかある筈!優しさは優しさを!
今回のアルバムの総感想として「ラグがアルバムの見せ方を知ったアルバム」と感じました。前回はアルバムの見せ方云々よりとにかく曲を詰め込まないとという感覚のが強かったのもあったし、全曲我が強かった。俺が俺が!みたいにどの曲も主張が強かった気がする。
アルバムってどの曲も主張強いと聞いてて疲れてくるので、たまに存在をあまり主張しないような控えめな曲もあったりしてくれるとスルッと全曲通して聞けると私は思っているので、そういう所が今回はきちんと分かった上で作られてるなと感じました。
「白天」を入れなかったのは今回のアルバム全体の雰囲気と合わなかったからじゃなかろうかと思いました。しかし今回入れなかったら次のアルバムに入れる事になるんだよな・・・さすがに3ヵ月後とか近い未来に次のアルバムが出る訳ではないだろうから時が経てば経つほど違う意味で入れにくくなるんじゃないかと思ってしまったりもする。
「Aメイズ」の次に入れてもそこまでおかしく感じないと思うんだけどな・・・多少違和感感じるのはシングル曲なんだからという理由でどうにかなるだろうし。まぁでもこれがベストとメンバーは考えたんだもんな。ふぅむ。