3rdアルバム「ビオトープ」感想

ビオトープ

ビオトープ

■ジャケット
人形だったのか・・・それに驚き。
ジャケットは発売前から映像が出てたので、こんなかんじかーなんて見てはいたんですが、まさかサウスケメンバーとそっくりに作った人形(でも顔はのっぺらぼー)だとは思わなかったわ。中の方も人形で構成されている訳ですが、いやー・・・結構リアルに見えるのは、髪型がきちんと作られてるからなのかねー凄いわ。一番好きなのは、アンサーの歌詞が記載されている頁の隣頁の写真。アンサーのジャケットを人形で真似ているのが面白い。
最後の最後でご本人登場。随分写りがいい・・・というか、綺麗に撮ってもらってよかったねぇ・・・みたいな感じで。どんなんよ。個人的にですが、アンサージャケから文字フォントを「Arial」のBold・・・かな?で固定して作成しているのが凄い好み。スッキリ。
ビオトープ
「456」でも思ったけれども、最初の方にクライマックス迎えてしまうよ、な曲を持ってくるのがたまらなく好きだなーと。これで終わっても正直、違和感がないぐらいの満足感を与える歌、もしくわ圧倒される歌ですね、私は。逆にそれぐらい圧倒される歌を一番始めに持ってくるので、これからどんな歌達がやってくるのだろうとワクワク感がいっそう高まります。
■ハイライト
去年の・・・AXのワンマンで私は初聴きしたのですが、その辺りから結構ことあるごとに出してきた歌なので、やっと音源になったか!という感じですね。サビ最後の「あなたに会いたい ただそれだけ」。こういうストレートな言葉がグッときますね。「結末のない二人」の「繋いだ指から今伝わるモノは まぎれもなく幸せ」とかね、変に捻ってるよりストレートな言葉の方がググッときたりするんだよね。
■真夜中のID
「456」から思っていましたが、オキさんの作る曲は何処か青臭さを感じるというか、男臭さを感じるというか・・・オオイシくんやカワハラさんの作る曲が何処か爽やかさがあるので、その分強く、男臭さを感じるというか・・・なかなか言葉にするのは難しい。だからといって別に嫌いな訳ではなく、そう感じるというだけの話です。
この男臭い曲にまたこのネガティブな詞が合っていていいですね。なんだか歌詞の雰囲気的だけですが、バンプの乗車権を思い出したり。 
■ヘイ!ヘイ!
きた!不満炸裂ソング!(笑)ゴーゴーモンキーズで「最近の歌詞は云々」という話をオオイシくんがしていたのを聴いてるのがあると、もう、なんか、あー・・・みたいなね。何かを感じさせるよね。でもこういう詞は個人的に好きですね。考えというか不満というか、あまり外には出さない負の要素を見るのは好きです。
曲は、そんな負の要素を吹き飛ばしてしまう程、はじけた曲調で、歌詞とか全く考えずにただただ盛り上がれそうですなー。拳を突き上げたくなる。しかしAメロが有名な洋楽に聞こえる・・・えーっと日テレのメンBのOPで使われてる曲・・・今、調べたら「My Sharona 」と判明しました。この曲のAメロに似てるんです。洋楽知らない私でも分かるぐらいなので、結構分かりやすいと思うんですが、これ、わざとなのかね?
スペシャルナンバー
これはいわずもがな。2番のBメロ入るところが個人的に好き。
■境界線にて
切ない歌詞、ストレートな曲調。サウスケの本領発揮の歌といっても過言じゃありません。何処かひねくれた曲調もサウスケの代名詞的なモノなのですが、こういうバラード系を聴かせるのが彼等の本性ではないかと思うのです。
「恋と愛との境界線に 僕は立っているんだ」オオイシくんだからこそ出るフレーズだと思います。
■僕らの逃避行
この気怠げな曲調好きだわーしかも歌詞とあいまってナイスでございます。歌詞の現実逃避は、どちらかといえばサラリーマンとか社会人よりの逃避ですね。なんかね、凄い共感してしまうよ、この歌詞は。そこに現実は迫っていて、こういう行動をする事によって何が起こるかなんて充分という程分かってるけれども、そういうものを全て投げ出して逃げたい時もあるんだよな・・・ほんと・・・。
この歌を聴いていると、なんだか気が楽になります。やっぱり自分で「なるようになるさ」と自己暗示のように言うよりも、他の人に「なるようになるさ」と言われる方が楽になるんだよねー。
■エピソード
未だかつてこんなに爽やかな別れ曲があったでしょうか。と、言いたくなる程に爽やか。前向き。別れ曲というよりも、別れてから気持ち的に落ち着いた時の曲でしょうか?何処か「アンサー」と通ずるモノもありますが、どちらかといえばこちらの方が前向きかな・・・。サビのアップテンポな音が好きです。何だか優しい気持ちになれる歌。
■コンタクト
んー他のサウスケ感想のところでも見るんですが、印象に残らない歌ですね・・・というよりも、なんかスっと聴いてしまっている感じ。アルバムには1曲はこういう曲があっていいと私は思っているので、特に悪いとは思いません。
君のためにできること
これはファンの事を想って書いた歌だとか。まぁ、そういうのは抜きにしても、良いと思います。アコギ1本で弾き語りという形なのですが、そこがまた良い。ストレートにオオイシくんの声が胸に響いてきます。ライブでは、ベースとパーカスも入るんだろうと思っているので、その形でのこの歌も楽しみです。
■アンサー
最後にこの歌を持ってくる辺りがにくいね。全ての「アンサー」がこの歌にある、と深読みしてしまっております。たはは。この曲もいわずもがな。最後の終わり方がシングルとは違って、そこもまた面白いですね。