新曲感想/ライブデポート感想

ラグ

今日のメディア関係を見てからだと純粋に歌の感想が出来なくなる恐れがあるので、今記載を。
ハレルヤ
前の日記でも言った通り、好きです。ラグのシングルで初ですね、好きだなーと思ったのは。ラグの事を普通に好き程度だったら間違いなくこのシングルで初購入してますね。それぐらい私の中ではググッとくるものがありました。
ラブフリから始まり何枚かのポップなミュージックを出してきて、去年はそれとは反対に耳障りの良い緩やかなナンバーを出し、そして今、この曲に到達したと。曲調から言えば原点に戻った形になりますが、何かの雑誌でヒキチさんが言っていたように「少しだけ進んだ」歌になっているなと感じます。自分達の音楽に対する方向性が見つかったかな、と。私の考えである「ラグフェアーらしい歌」というのが具現化したな、と。今まで抽象的というよりも曖昧といいますか、「んー・・・なんとなくラグフェアの・・・曲みたいな、感じ？」という痒いところに手が届かないような微か苛立ちが残る歌から脱したな、と感じました。
前に前に出てこようとお互いがお互いを打ち消しあうかのように音がぶつかり合う。だけども相乗効果なのかなんなのか、目立ちたがり屋の音達は、ぶつかり合えばぶつかり合う程に一つに纏まっていく。なんとも矛盾した不思議な感覚です。しかしその様がラグフェアーらしいなと思いました。ラグフェアーそのもの。
歌詞に関しては、雑誌等々で言われている通り「あってもなくても構わない」歌詞ですね。というと、グさんに申し訳ないですが。しかしここまで言葉の意味を持つ歌詞ではなく、音の意味を持つ歌詞を書いたというのは凄いなと思います。これは私的な考えですが私自身、日常喋る言葉を言葉の意味より音を大事にして喋ってる時が多いので(人の言葉も音にして聞いてる事があります。それが話を聞いてないに繋がります)(聞けよ)、こういう歌詞が大好物なんですよ。
まぁ、言葉の意味としても面白いところもあるけど。だけど「やっぱラッパ」は普通に意味がないよね。いや、無理矢理意味は持たせられるな。やっぱラッパで吹いた音でファンキーダンスする方がグッと感じるぜっ！って・・・ごめん、無理があった。
半熟ラプソディ
初めの音にビビッたのは私だけじゃないと思いたい。ハレルヤの次にこの曲を聞いて彼等の音楽の方向性は決まったんだと更に確信。たまたま1曲良い曲が出来ただけじゃないんだなと。
久々にヒキチさんのヒキチ節を聞きましたよ。というより「ヒキチ節」って言葉打つのが久しぶりだよ。でも随所どころかほとんどコブシが入ってるので、少し「力みすぎ」と思ったりした。レオさんとヒキっさんの「好きです」の歌い方の違いに面白みを感じたり。ライブデポでも言っていましたが、コーラスの言葉で引っかかりを作っているようですねー今のところ、ヒキチさんの言っていたところしか分かりませんが、もっと聞き込むと色々分かるのかな？というか、あといくつあるんだ。ウォーリーを探せかよ。今焦ってウィーリーを探せって打っちゃったよ。ウィーリーて。
歌詞に関しては、好きだなー。のほほん以来ですね、ヒキチさんの歌詞で好きになったのは。例えだったり引っかかりのある言葉をたぶんに使う辺りがとてつもなくヒキチさんらしいですね。そして何より何処か男の哀愁を見せるような歌詞よりも、男の情けなさを見せるような歌詞、はたまた持論を歌詞にする方が似合ってるなーと。何より特殊な経験をたくさん積んでるんですから(積んでるというより自分でそういう方向に持っていってる)、その辺りザックリこれから形にしていってほしいわー。
しかし2曲ともに言えますが、難しそうな楽曲ですね・・・好きな形を詰め込みすぎて何時の間にやら難しくなってしまいましたなんていうのはアーティストには結構ありがちなんですがね。音合わせるだけでも難しそうな楽曲を踊りながらやる訳だから随分冒険するなーと思ってしまいますね。結構大変よ、踊りながら歌うのって。リズムとかの問題もあるけど、体力的な問題でもねー。というか、冒険しすぎたのに気づいてライブデポートでは踊らなかったのかと思ったんだけど、そうじゃないのか。どうなのか。

ちなみにライブデポートはストリーミングで見たんですが、楽しませて頂きました。聞く人によってはきっとあのアレンジは煩いだろうなーとも思うんですが、私としては面白かった。ラグフェアーが歌うって前提があるから面白いと感じるんだと思います。そして久々に本領発揮のカトさんの歌声にも満足でございます。天城越えもいいけど、今回セッションタイムで歌ったような歌をソロで聴きたかったんだよなーと思ったり。贅沢言って申し訳ない。
久々にヒキチさんの歌い方でドキッとする瞬間がありました。ラブフリの2番さびが終わった後のヒキチさんソロの部分。特に「ウブな♪」の部分。今までの雑誌の情報から考えてもウブの要素が全く垣間見えないというのに、その瞬間だけヒキチさんが「ウブな男子」に見えました。それほど感情表現が強かったんです。幻覚症状じゃねぇよ！でも「のほほん」のAメロの歌い方は、やりすぎだと思う。それともアレンジの演出の一つなんだろうか・・・おもろかった。