武道館ライブ感想

邦楽ライブレポのカテゴリーに入れる程でもないのでラグカテゴリーで書きます。
一言で言えば「ここまで見てて良かった」です。それに限ります。2004年思いの外凹んだ日々はこの日のためだったのかと思った程に良かった訳です。
構成は「いやビートルズメドレーしたんだからスターズオンに入れずとも・・・」等々頭を捻る点があったり、セットは粗末すぎてどうしたのかと(ストリートライブって体だから敢えて粗末にしてんのかな・・・とファンが良い方に考えてしまう程に粗末だった)思ったりしましたし、照明も「え?タイミングおかしくねぇ?今の」と思ってしまったりしましたが、が、前情報として何も入れてなかったのもあり純粋に楽しめました。
アンコールの際にレオさんが2度も観客に求めたウェーブを観客がやり始めたのを見て、ラグファン初めての結束力を見ました。他のライブではこれぐらいの結束力普通にあるんですが(特にレミは気持ち悪い程ある)、ラグファンという前提があっての結束力というのは本当に地球が本当は平面だったぐらいに奇跡に近い場面なので驚きました。
最後の最後、ラグフェアーが歌う前にヒキチさんが終わりの言葉を述べた訳ですが、まぁ、なんつうの、泣いちゃった訳ですよ。ヒキチさんもだけど私、が、ね!ラグのライブにというよりもヒキチさんが、あのヒキチさんが、あまり人の前で確実な弱みを見せようとしないあのヒキチさんが、泣いたことに泣いてしまいました。私、ヒキチファンかよ。しらねぇよ。
泣いた人間が言うのもどうかとは思いますが、正直な話、ヒキチさんが胸を熱くする程にファンへ感謝の言葉を述べる事に抵抗があったりします。サークルの時もそうだったけども。そこまで言う程に私達ファンは・・・というか私一個人、一ファンとしては特に何かしてる訳でもないですし、したつもりもない訳です。だからそうまでして言ってくれるのはファン冥利につきるってやつなのだとは思うのですが、その気持ちを受け止めるにはあまりに大きく重すぎて受け止めきれなかったりします。すいません、ほんと。こんなん言って。だって、今ここに立ってるのはどういう経緯にしろ、ラグフェア自身が色々な意味で頑張ってきたからでしょ?何もそこまでファンが、ファンがって言わなくてもいいと思うのですよ、私は。

ラグフェア自身はある意味完成されているのでそういう完成されたものに熱く追いかける性質ではないというのがあり、今後は地味にラグフェアを見ていきます。武道館とても楽しめました。ありがとう。お疲れさん。