にしきどソロコン 感想

アリーナBブロック17列目
日が経つにつれてはっきりした記憶ってなくなっていくんですよね。うふふ。という訳で、歌リストは他サイトさんで見てください。右にあるアンテナとかにゅーすピープルの登録サイトさんを巡ってけば絶対あるから!がんばって!
では私は感想なんぞをべらべら書いて行こうと思います。正直な話、ソロコン前までは彼のモチベーションでソロコンなんて無理なんじゃと思っていました。持ち曲もそこまで多い訳でもないし、まぁ持ち曲少なくたって先輩方の曲やにゅーす、エイトの曲を使えば何とかなるとは思ったのですが、それじゃただどっさんがカラオケやってるのを大勢で見てるだけだよな・・・とか、どう考えても客の方がモチベーション上げないと面白くなるの難しくないか?な考えが頭にあったわけですが、いやーすいません。にしきどりょうの底力をなめてたね。申し訳ないけどなめてました。その点についてはもう土下座する勢いです。すいませんでした、にしきどさん。
曲については、やはり考えてた通り持ち曲は僅かしかないのでほぼにゅーす、エイト、先輩の曲を歌うことになったのですが、魅せ方が面白かった。先輩の曲は自分の過去映像をバックにし、まだ声変わり前の自分の声と歌うという斬新な試みが行われまして・・・いやーこれは凄い。なんつうか面白い。にしきどりょうだからこそ出来る技だね。自分の過去の歌声にニヤリと笑うどっさんもなかなか見れません。
そしてシークレットエージェントマンでは、過去の自分を中島ゆうとが演じ、東山さんをどっさんが演じて歌うというこれまた斬新な演出があり、最終的にこのコンサートでシークレットエージェントマンを3回も聞いたんだけどもどれも違う演出だったので飽きることなく楽しめました。
にゅーす、エイト曲に関しては特に演出もなくそのままなんですが、何よりどのパートもどっさんが歌っているというのがもう訳もなく面白かったです。ダブルアンコールでにゅーすが出てきたときにマスーが言ったんですが、同じ曲でも8人が歌うことによって出る曲の色とどっさん1人で歌うことによって出る曲の色は明らかに違っていて、いつも聞いている曲が違う側面で見れたような、そんな面白みがありました。
曲はまだ心配も少なかったですが、MCですよ、奥さん。大きな心配だったのは。でもそんな心配無用でしたね。だって聞いてくださいよ、にしきどりょうさんったらNO PLANだったんですよ!そ ん な ば か な 。潔すぎて惚れるわ。なので観客の人から質問・・・というよりも要望を聞いてそれに答えてく感じでした。どっさん、横浜アリーナってでかいんダ・ゼ★四方八方走っては要望を聞くどっさんがいとおしくて仕方ない。
エイトから映像コメントが送られてきていて唐突にそれが始まったときはちょっと驚いた。観客の様子が見えない状態での観客とのトークにヨコが四苦八苦してましたが、驚くほど観客と噛み合っていて凄いと思いました。「好きやねん、大阪」のコント部分では映像のエイトメンバーがそれはもう自由に動き回っていました。ヒナはヤスを叩き続け、オオクラは腹をさすり、マルちゃんとすばっさんは目の前で支離滅裂な言葉を喋り・・・もう笑いすぎてどうしようもない。
バックバンドのファイブも途中数分を使い盛り上げてくれました。バンド的ノリだったのですんなりとそのノリに入っていけたのはとてもよかったです。ありがとう、ファイブ。
とにもかくにもバックバンドやエイトやにゅーす、全てに支えられて作り上げられたとても暖かいソロライブだったなと感じました。勿論、どっさんの頑張りは目を見張るほどで、テンパリは当たり前のようにありましたが(MCの時に「りょうちゃあん!」と歓声を上げる観客に対して「うるさいわっ!ちょっとそこ静かにしてっ!!」と怒鳴るほどです。)(でも怒鳴った後「色々言われると頭ん中ようわからなくなる・・・。」と小さい声で言ってたのが死ぬほど可愛かった)、それを打ち消すようにテンションを上げ観客を煽る姿は本当に見ているこちら側としては純粋に応援したくなったし、彼の気持ちに応えなければと思えました。お疲れ様、りょうちゃん。



さて、そんな良いライブだった訳ですが、一つだけ、私自身どうしても許せないというよりもやるせない思いになった演出があったので下に記載したいと思います。一つの意見として見れる方以外は絶対に見ないで下さい。気分を害するだけです。

今回アンコールにレミオロメンの「3月9日」という曲をやりました。この曲をやったことが私にとってとてつもなくやるせない気持ちにさせました。
ドラマでこの曲が使われたこと自体、私はあんまりよく思っていない人間でした。明らかに合唱曲には向かない曲なのに合唱曲として扱っている不自然さ、もっと「アカシア」とか軽快な曲ならまだしも「3月9日」のようなレミのミディアムテンポの曲は一般の人が歌うとドラマで陣内さんが言ってましたがあまり盛り上がりがないので「お経みたいな歌」になってしまうんですよ。あれは藤巻さん(レミ@ボーカル)が歌うから味が出てくるんだと思う訳でして、そういう歌をわざわざ使う意味って・・・と微妙な気持ちがありました。
そういう前提があった上で今回ソロコンでどっさんが「3月9日」を歌い・・・あのね・・・まだ違う曲ならよかった。そう例えば「粉雪」とか。それだったらまだ気持ち的に微妙にならなかったかもしれません。
「3月9日」には色々な想いが詰まっています。2004年3月9日に友達の結婚式の為に作った「3月9日」をその曲の題名と同日に発売しました。同年同日に彼らの母校でライブ、そして去年同日にバンドマンとしては念願の武道館ライブ。1日限りの武道館ライブの最後に締めくくりとして歌われた「3月9日」。それには結成してから武道館ライブまでの様々な想いが詰まっていて、そういう想いを詰められる重い1曲で、そういう曲を他のライブで聴く居心地の悪さ・・・もうなんというか、涙が出そうになった。怒りなのか、やるせなさなのか・・・。
別にレミオロメンのファンじゃない人にはそういう奥深いところまでわかる訳がないし(ちなみにレミファンが全てそう思う訳ではないですので)、ドラマでこの曲を始めて聞いた人にとってはそれはそれで感動の1曲な訳で・・・そう考えるとこの気持ちはファンのエゴってやつなんだと思うんですよ。うん。でもなーよりによってアンコールという場で人のふんどしで相撲取るってどうなのかって思うんだよ。それいったら自分の持ち歌以外もそうなんだけど、じゃにーずって全ての曲をリサイクルして使っているので(トキオの曲をジュニアが歌ったりとか)他のグループの曲歌っててもあまり人のふんどしとは思わないんすよ。しかも次に歌ったどっさん作詞作曲の曲はドラマに通ずる歌詞で別にその前に「3月9日」歌わなくてもどっさんがドラマの話すれば(しかも「3月9日」歌ってからドラマの話してたし)繋がる訳ですよ。何で入れたの?前座なの?「3月9日」は前座なんですか?
まぁそういうやるせない気持ちがあるんですが、どっさんが凄い頑張ってる姿を見てるのでなんというか微妙な気持ちに。怒るに怒れない。この構成を考えたのは違う人であっても彼自身だって関与してるわけだからなー。全く関与してないっていうならまた怒る人が違ってくるのかもしれないけどね・・・んー。と、この1点だけ私は納得いってませんが、他に関してはほんと拍手を送りたい。