思いっきり我流ですが。

■腹式呼吸をしてみよう！
腹式呼吸は難しいと思われている方が多いかと思いますが、意外や意外、結構簡単です。やり方が分からないから難しいと思われているんだと思います。腹式呼吸が出来ると、歌声が大きくなり、喉を簡単には痛めずにすみます。
という訳で、腹式呼吸のやり方を説明していこうと思います。原理としては、普通、人間は肺呼吸をしています。当たり前ですね。この肺呼吸、息を吸い込むとお腹がへこみ、息を吐くとお腹が膨らみます。腹式呼吸は、この逆になります。要するに、
息を吸う→お腹が膨らむ
息を吐く→お腹がへこむ
これが腹式呼吸の特徴となります。では実践してみましょう。まずは息を吐きます。この際、お腹がへこんでいないといけないのですが、言うのは簡単。いざ実践してみると、難しかったりします。
すぐに出来てしまう人もいますが、ここは出来ない人を基準に話していきましょう。ちなみに出来なくて当然です。呼吸をいつもと逆のやり方で行うのですから。では、まずは仰向きになって寝てください。そして、お腹に両手を置きます。息を吐くと同時にお腹をグググッと押さえて下さい。途中、肺呼吸をしようとお腹が膨らもうとしますが、更にググググッと押さえて下さい。負けないで、もう少し。この時一瞬だけ、あなたはサドです。合い言葉は「へこめや、腹」お腹をへこます事に集中しすぎて息を吐く事を忘れないで下さいね。
これ以上吐けないという程、息を吐いたら、今度は吸っていきましょう。この時、お腹は膨らまないといけません。初めての方は、なかなか膨らまなかったりします。そういう場合は、片手で胸をグググッと押さえながら息を吸って下さい。少しずつだと思いますが、お腹が膨らんでくると思います。
これ以上吸えないという程、息を吸ったら、目一杯膨らんだお腹をグググッと押し、それと同時に声を出しましょう。この時、恥ずかしがらずに、お腹にためた空気を全て外に出すようなイメージで、大きく声を出して下さい。通常よりも少し野太い声が出ると思いますが、皆そうなるので気にしないように。

このような感じで、慣れるまでやってみて下さい。何度も挑戦する事が大事です。慣れてきたら、今度は立ってやってみましょう。これで上手く呼吸出来ればOKです。ちなみに立った時に息を吐く時は、両手をお腹に当てて、深くお辞儀をする形で吐くと、上手く出来ます。息を吸う時は、ゆっくり元の体勢に戻りながら吸って下さい。

腹式呼吸は、意識的にお腹を動かしているので、プチ腹筋のような状態になります。なので、ダイエットに効果的だったりするかもしれない。

■歌ってみよう！
腹式呼吸をマスターした後、歌ってみると、とても上手くなる・・・・という事は無いのですが、今までよりも声が出やすくなります。高い音や盛り上がりの時の音(大体サビかBメロ)も喉から出そうとせずに、お腹から音を出すイメージで出してみて下さい。喉を痛めず、迫力ある音が出る、と思います。といっても、始めのうちは、声量に身体がついていかず、上手くコントロール出来なかったりしますが、その辺りは慣れるしかありません。何度も歌って、自分の声量に身体を慣らしていきましょう。
音程についてですが、これは腹式呼吸が出来ても、上手くなる事はありません。呼吸と関係ないですからね・・・。音程をよくしたいと思っている方は、まず歌をきちんと聴く事が大事です。原曲をよく聴いて、どういう音で歌が構成されているのか、きちんと頭の中に入れて下さい。頭に入ったら歌ってみましょう。でもただ歌うのではなく、1音1音をハッキリクッキリと歌ってみましょう。幼稚園ぐらいの子供が歌っているような感じで、大袈裟なぐらいがちょうど良いです。そして頭に入った音と少し違うと感じたら、もう一度その部分を歌ってみましょう。何度も何度も自分の納得いくまで歌い、音を確認する事は重要です。
音を理解すると、頭の中で歌全体のイメージがしやすくなります。次の出す音を推測しやすくなり、自分の思い通りに歌えたりもします。多分。
最初の出音が分からないという方もいるかと思いますが、これは・・・まぁ、ほんと我流なんですけれども、目を瞑って、集中して前奏の音を聞くと、出やすかったりします。私はそうだってだけの話かもしれませんが。

歌が上手くなりたい！と思っている人は多いと思いますが、何よりの近道は、自分にあった歌を見つける事だと思います。自分がどういう形態の歌を得意としていて、どういう形態の歌を苦手としているか。これを把握しているだけで随分ちがくなると思います。自分が好きな歌が必ずしも自分に合っているものだとは限りません。私はいつもそれで泣きます。最近、特にそういう歌が好きになったりするのでレパートリーが増えません。自分がどの歌が合っているのか見つけるかは、何曲か歌ってみるしか方法はありません。違う形態の歌を、カラオケに行く前に選んでおいて歌ってみるというのが一番いい手かもしれません。

まぁ、でもそこまで本格的にする事もないというのも一つの話で、好きな歌を楽しく歌うのが何より良い事だと思いますけども。